まつまるの開店は午前10時。
入り口を入ったところに「毎日屋」がある。
300ほどの品目が並んだ「コンビニ的コーナー」と、地元の野菜、肉、魚、むちゃちゃ園の乾物やジュースなどが並んでいる。
地元の野菜は「ネオファーマーズ」といって東京で農業に新規参入した方たちを応援する組織(https://www.tokyoneofarmers.com/)が窓口になり野菜を届けている。肉と魚は松が谷商店街の肉屋さんと魚屋さんのものだ。
毎日屋と名付けたのは、京王電鉄の移動販売(7月で中止)が「週2回」に移動販売だったのに対して、「毎日やってます」から「毎日屋」
売れ行きがいいのは、牛乳、ヨーグルト、野菜、お弁当などのようだ。
牛乳は豊ヶ丘商店会の小山さんが届けてくれ、「牛乳がなくなった」というと臨機応変に納品対応してくれている。
お米やトイレットペーパーもおいてある。これは地域ニーズ。
店長はクスミさん。仕入れはノダさん。
そしてレジにたつのは60代後半から80代の地域の女性たち。
お客さんは、高齢者が多い(この地域の高齢化率は37.9%。ちなみに八王子市の高齢化率は27.5%)。
これまでは週2回の移動販売にきていた人、あるいは多摩センターまでバスで買い物にいっていた方たちがきているようだ。
コンビニとの違いは、「暖かさ」
マニュアル対応と機械に入金を指示される昨今にあって、人肌のぬくもりを感じられる対応がいい。
オープンからまもなく2週間。
2010年にスーパーが撤退してから12年。買い物難民状態だったこの場所に新たな場所が誕生したことだけでもニュースだが、それ加えてすごいのは・・・、
わずかの間に(八王子市総合卸売市場に初めていったのは7月1日)、これだけの品目を並べることができたこと、商店会(魚、肉)も共にスタートを切れたこと、高齢者の働く場をつくれたこと、暖かい雰囲気を醸し出していること。すごいことだと思う。
お店を守ってくださる方たちは大変な2週間だったと思う。感謝。