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投稿日: 2021年3月31日

多摩ニュータウンで暮らし続けるしくみをつくる会 第1回「松が谷団地スーパー跡地利用説明会」のご報告

■日時:2021年3月14日(土)12時30分~14時
■場所:松が谷商店街銀行跡(郵便局隣)
■内容:プログラム

・主旨説明:一般社団法人コミュニティネットワーク協会
・運営事業者候補:社会福祉由木かたくりの会理事長の炭谷章男(大妻女子大学教授)さん
・設計施工事業者候補:teamクラプトンの山口晶さん

■参加者■
受付名簿70人(50脚用意した椅子が満席)
居住地(回答数34人)松が谷25人、鹿島6人、別所1人、多摩市1人

■主旨説明:一般社団法人コミュニティネットワーク協会より

東京都住宅供給公社が2020年3月、スーパー跡地を活用した地域交流拠点等整備・運営事業者を募集。6月、当協会の提案が選ばれました。整備の必須事業は①地域交流スペースの運営②生活サービス・生活相談窓口の運営③生活雑貨、食料品等を扱う商業系店舗の営業。また、この事業は国土交通省の「2020年度住まい環境整備モデル事業」に選ばれました。2021年3月14日、地域への皆さんへの説明会を開催。住み慣れた地域で暮らし続けるために必要なしくみなどを参加者と一緒に考え、参加型でつくっていく会を定期開催します。

■社会福祉法人由木かたくりの会理事長の炭谷章男さん(大妻女子大学教授)のお話

由木かたくりの会は知的障害の方を対象とした福祉事業所です。拠点は堀之内、南大沢。パン、お菓子や野菜を作ったり、レストランを運営したりしています。このプロジェクトは、日本が直面する課題解決への挑戦です。コアとなるのは、障害者・高齢者・子ども。子どもの居場所づくり、高齢者の活動拠点、若い人たちの交流スペースなど3つのコアが連携するなかで、みなさんのお力も借りて展開したい。さまざまな価値観をもつ人たちが世代や立場を超え、お互いの生活を尊重しあいながら、ともに支え合う「共生社会」をつくりましょう。その「拠点」を目指します。かたくりの会は障害者の自立を支える事業を予定していますが、創る過程から参加いただき、「サービスを提供する側」と「される側」ではなく、一緒につくっていきたいと思っています。

■teamクラプトンの山口晶さんのお話「設計施工について」

つくることをもっと身近に、つくる機会をもっと楽しむ、「みんなでつくろう」をコンセプトに建築内装のリノベーションやイベント会場のデザイン施工設計などをしています。僕たちはこれを「DIT(Do It Together)」と呼んでいます。この7年間で160件の案件を手がけました。現場という場所をつかい、作ることをツールに、コミュニケーションをマネジメントする。いろんな人たちがかかわりあう。そのときの出会い、できたコミュニティが多世代の人がかかわる状況がつくれる。きっかけづくり。この場所を知ってもらい、思いをよせる状況をつくっていきます。子どもから若い人、高齢者も障害者も「自分ができることを、楽しみながら、かかわる」ことを大切に進めていきます。

【会場からの声(Q&A)】

Q:スーパー機能がほしい。
A:一部に生活雑貨、食料品等を扱う商業系店舗を整備します。

Q:情報が届いていない。 
A:毎回、ちらしを全戸に配布するのは難しい。情報を届けるよい手立てを教えてほしい。

Q:施工、完成はいつか?
A:着工は夏、完成は年度内の予定です。

Q:住民の参加はDIT(着工後)の段階から? 
A:その前、4月から毎月、住民参加型学習会を開きます。

Q:メール、ホームページなど、フェイス・トゥ・フェイスではない場をもうけてほしい。 
A:フェイスブックページを開設しました。SNS・電話・メール活用します。

Q:これまでも八王子市、国交省、地域協議会等で、鹿島、松が谷を元気にするための協議会をしてきた。その資料をみて、生かしていただきたい。 
A:ありがとうございます。ぜひ、情報をいただきたいです。

Q:ここ自然豊かで癒される。自分たちの意見を取り入れてもらい、やりたいこと作っていけたら。 
A:住民参加型で、誰もが暮らし続けることができるしくみを作っていきたい。

Q:出店の形で考えていいですか。そのスペースはありますか。可能性はありますか。
A:可能性はあります。

Q:かたくりの会は何をされて、面積はどれくらい使うのか
A:検討中です。

Q:無償のものはできないのか。有償なのか。
A:このような事業は、一般には東京都や国交省の委託をうけ「こういうことをやる」「いつオープンする」など始めからほぼすべてが決まっているものです。しかし、そうではなく参加型で進めます。ただ、すべての意見を聞けるかというとそうではない。できることと、できないことがあり、JKKや国交省とのお約束もあります。「皆さんから言われて、こちらが応える」というやり方では、コミュニティは作れないし、再生はできません。「行政」と「住民」の構図ではなく、みんなで参加して、コミュニティの拠点を作っていきましょう。

Q:今日の報告資料はもらえますか?
A:簡単な報告書を次回の会で配りたい。

Q:フェイスブックページの名称は?
A:「松が谷コミュニティプレイス準備室」です。

Q:管理組合に情報を流して、配布してほしいと頼んだらどうですか。
A:ぜひ、お力をお借りしたい。

Q:生協の店舗を入れて欲しい。その可能性はありますか?
A:ご縁があれば検討します。

【参加された皆さんからのアンケート自由記入欄にかかれた声】

・コロナ自粛で行き場がない

・デイサービスはつまらない

・いきがい、やりがいがほしい

・買い物難民状態を解消したい

・地域を明るくする活動に参加したい。

・買い物ができるショップがほしい。

・安全や楽しさアップ

・健康に関するイベントやワークショップの講座

・みんなで遊び、楽しめることをする場作りコミュニティルーム

・カフェ ・トレーニングルーム・スーパー、薬局、コンビニ機能・ピアノ、身体メンテナンス

・午前中までに要望を集めまとめて購入。店舗での代理販売 

・大工作業のできる工具を貸してもらえる場所(小さいスペース) 

・冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品販売とイートインコーナー

・勉強部屋 ・ベビーシッター ・酸素カプセル安くできたら利用したい ・お店(お弁当、日用品) 

・犬カフェ、ねこカフェ的なイベント ・作品の展示スペース的なもの

・赤ちゃん連れのお母さんなどが利用できるイートインのついたパン屋 

・野菜が買えるお店がほしい。医療施設つどいの場(麻雀、将棋、囲碁) ・移動のしくみ

・台所をつくり子ども食堂(民生委員をしていて必要性を感じます) ・災害時の拠点 

参加型プロジェクト 参加者募集中!!

  1. 今からボランティアで何かお手伝いしてみたい。
  2. 趣味、特技を何か生かして運営に関わってみたい。話をきいてみたい。
  3. 近所に住んでいるし、オープンしたら短時間でも良いなら働いてみたい。
  4. 改修工事が始まったら、自分もDITしたい!(ペンキ塗り、板張り、看板づくりなどの大工仕事、みんなのお昼ご飯づくりなど)
  5. 住まい、暮らしの相談にのってほしい。

今後のスケジュール

第3回「多摩ニュータウンで暮らし続けるしくみをつくる会」 
日時:5月22日(土)10時30分~12時  場所:松が谷18番集会所
テーマ(予定):参加型プロジェクト DIT、食、買い物、住まいなど、各チーム立ち上げ
*初参加の会を始めます* 5月22日(土)9:30-
初めて参加される方のために、プロジェクト概要と会合の経緯を共有する時間をつくります。
■要予約■ お電話かメールでお申し込みください

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